私事覚書

君に今、伝えておきたいこと

アイドルじゃなくなった人

 アイドルじゃなくなった人の単体グッズばかりあるな、とふと気づいた。元々グッズを買う機会もあまりないので、グッズ自体数はないんですがタンスの中には2016年のももクロライブの緑のライブTシャツ、机の上にはエイトレンジャー2が公開されたときの赤のスマホ入れがペンたてとして置かれ、関ジャニ∞のCDが入ったボックスには十五祭の錦戸さんのうちわが突き刺さっている。

 みんな、もう、アイドルじゃなくなった人だ。


 アイドルほど、常に終わりを意識して活動をしている職もないだろうなと思う。スポーツ選手の引退とは、似ているようで、違う。アイドルじゃなくなる、ということはアイドルをひとり失うということだ。アイドルだったその人は、もう、世界のどこにもいないのだ。

 それでも、音楽を続けてくれたらいいなぁと思っていて。彼が幸せに向かって歩いていってくれたらいいなぁと思っていた。




 私は最近日付が変わる前には寝てて、Twitterもあまり見ないようにして日々を生きてるので今日朝起きて、一番にしたこととは関ジャニ∞のサイトを開いて写真を見ることだった。



 きれいだった。


 GR8ESTのときを思い出した。

 スクショを4枚撮って、好きだ……と思って、予備校に行った。関ジャニ∞関ジャニ∞で本当によかった! 好きだ! と思った。

 その昼休み。ネットニュース見てたともだちに教えてもらって知った。「錦戸さん、インスタ始めたって」

 慌てて検索して、公式サイトを見て、あ〜よかった! と思った。よかった音楽を続けてくれてて。ほんとに。Twitter覗いたらせっかちすぎるって言われてて笑った。私は君の優しさを感じていた。



 私は、アルバムジャムの特典で、錦戸さんがなんだかしょんぼりして「ともだちいない……」って言ってたのがほんとにさびしくて、それから、この人はほんっとにさびしがりやなんだろうなぁと思っていた。だから、みんな、さびしくないように、がんばってくれたんだろうなぁ、ということがわかって、しみじみと好きだなと思います。

 それから帰りの市電の中で、You Tubeの動画を見て、勢いをつけてずっと聴けてなかった渋谷さんの「ぼくのうた」も聴いた。不器用な人だなぁと思った。このうたが歌える場所を、彼が作ることができてよかった! と思った。好きだなぁと思った。






 彼らのこと、ほんとに、すきでよかったなぁ! と思えることが一日に三回もあったので今日は本当にいい日でした。





 アイドルじゃなくなった人。

 アイドルを続けてくれる人。

 どちらも、私は好きだなぁと思う。だってもう、アイドルかアイドルじゃないか以前に、ずっと彼らが好きだったんだもん。楽観的な人間なので、勝手に救われることを許してくれるアイドルにはこれからも勝手に救われてるだろうし、ステージに上がってくれる以上、私は君のことを見上げる。でも、それは、彼らが彼らだったからだ。


 だからこそ、いつだって終わりではなくはじまりのときを、祝福したい。

 また新しい朝が来る。

 2020年の手帳も買った。

 この手帳を、幸せな予定でいっぱいにしたい。これからもきっと、いっぱいいいことあるよ。


 こんなにも、優しくて、不器用で、きれいな君に、いいことがないなんておかしいもんね。絶対いいことあるよ。

 君の門出を、私は心から祝福します。


 君にとってうたのように、私は文章を書くことでこの世界をどうにかしたいと思っているので、とりいそぎそれだけいいにきました。

 おめでとう。

 なんでもいいます。関ジャニ∞さん、渋谷さん、錦戸さんへ。

 これからたくさん、君にいいことがありますように。祈ってます。

 それでは